【就活おすすめの業界6選】就活生なら知っておきたい優良企業の特徴

就活ノウハウ

新卒や転職の就職活動をするにあたって、多くの人が業界選びに悩みます。

ブラック企業が社会問題となり、就職した会社での長時間労働、さらには無理なノルマによる過労死や自殺の報道が絶えない中、誰しもホワイトで納得できる企業に就職したいという思いを抱いているでしょう。

それでは、そのような優良企業が多い業界は、どこなのでしょうか。

この記事では、「おすすめ業界」についてそれらの共通点と働き方の観点から6業界をご紹介していきます。

おすすめの業界の共通点

「おすすめの業界」といっても、人それぞれ異なります。「成長」を求めたいのか、「ワーク・ライフバランス」を求めたいのかなど、自分がどんな働き方をしたいかによって、自分に適した業界は異なってくると言えるでしょう。

一方で、おすすめの業界には共通点や傾向があることも事実です。理不尽なことが少ない環境や、努力した分が報われる環境がある業界の共通点を見ていきましょう。

給与・賞与条件がはっきりしている

まず、「給与・賞与条件の明示」は優良企業の必要条件です。

特に残業に関する規定は重要です。残業に関する規定が曖昧な会社は、サービス残業を課してくるブラック企業である場合があります。

新卒が積極的に活躍できる

また、新卒が積極的に活躍できる企業というのも優良企業である可能性が高いです。

新卒が活躍できるということは、新卒に適切なチャレンジの機会を与えているということであり、新卒を公平に扱っているということだからです。

新卒の活躍度は、企業の公平さを示す指標になります。

BtoB企業が多い

BtoBとは「Business to Business」の略で、ビジネスをしている相手、つまり企業や法人相手のビジネスを指します。反対に、一般消費者に対してするビジネスをBtoC「Business to Customer」と言います。

BtoB企業は、BtoC企業と比べて業績が安定しています。なぜなら、企業や法人は一般消費者に比べて取引する金額や期間が長いことが多いからです。

また企業や法人相手の仕事なので、休日はカレンダー通りであることが多いです。また業績予想が比較的しやすいため十分な従業員数を抱えているため、有給なども比較的容易に取れます。

女性も働きやすい環境である

女性の労働環境は、優良企業の資質を測る重要な指標です。

女性管理職の多さ、育休などの育児制度がしっかりしているか、など重要です。女性の働きやすい環境は、男女が平等に評価される公正な職場であることが多いわけです。

必ずしも優良企業の共通点ではないもの

一方で以下の要素は、必ずしも良いとはいえません。

離職率の低さ

離職率が低いからといって、必ずしも優良企業とは言えません。定年まで勤めることが前提の会社では、社内政治が激しく風通しが悪い企業もあります。また、年功序列で若い社員がなかなか昇進しにくいということもあります。

一方で、離職率が高い会社でも、必ずしもネガティブな理由で会社を辞めているわけではなく、新しい挑戦をしたくなって辞めるという選択をする人が多い、というところもあります。

一般に離職率は低い方が良いとみられますが、優良企業かどうかを判断するときは、「離職の理由」まで調べてみることが必要です。

成長産業

しばしば、成長産業には優良企業が多いと言われることもありますが、これは必ずしも正しくありません。確かに、成長産業は業績拡大する傾向にあります。一方で、成長産業は多くの企業が参入してきている産業でもあり、競争は日々激化しています。競争が激化する中で、労働環境がブラックになってしまうこともあるのです。

成長産業、というだけで優良企業にはならないので、その企業の働き方をよく調べてみる必要があります。

それでは、ここから働き方別でおすすめの業界を紹介していきます。

ワーク・ライフバランスを叶えたい人におすすめの業界3選

ワーク・ライフバランスを叶えたい人におすすめの業界をご紹介します。

具体的には「休みが多い」「残業がない」「福利厚生が充実している」ような業界群をご紹介していきます。

医薬品・医療機器業界

医薬品・医療機器業界は多くの場合医療機関の顧客を対象としています。また、製品自体の単価が高く、契約期間も長いため、経営が安定している傾向にあります。したがって、給与水準が高く有給がしっかり取れる企業が多い業界になります。

インフラ業界

インフラ業界とは、具体的にはガス、電力、交通機関などのインフラに関わる業界です。

インフラは、生活に欠かせないものです。したがって、インフラ業界の需要は安定しています。一方で、これらのインフラ業界は巨大資本の上に成り立っており新規参入が難しい業界でもあります。

したがって、需要が安定しているのに競争が激しくなりにくい業界でもあり、業績が安定している企業が多いです。

食品業界

食品業界も、インフラ業界と同様生活に欠かせない「食品」を扱っている業界になります。

食品業界も巨大資本の上に成り立つ大企業が多いです。理由は、食品は「安さ」が大事だから。値段を安価にするために大量製造ができる企業が、最終的には残ってきました。したがって、食品業界もなかなか新規企業が参入しにくい業界なのです。

したがって、食品業界も業績が安定している企業が多いと言えます。

成長したい人におすすめの業界3選

続いて、成長したい人におすすめの業界をご紹介していきます。

具体的には、「スキルを身につけたい」「早く大きな裁量権を得たい」と考えている人におすすめの業界をご紹介します。

 IT・通信業界

IT・通信業界は成長したい人におすすめの業界です。

IT・通信業界で必要とされるスキルは、具体的には「プログラミング」「Webマーケティング」「Webデザイン」「通信セキュリティの知識」などです。これらは現在希少なスキルであり、これらを有している人材は引く手あまたです。

独学で学ぶこともできますが、一番良いのは実務を通して身につけていくことです。これらの業界に入れば、汎用性の高い希少なスキルを身につけることができます。

コンサルティング業界

コンサルティング業界も同様に、成長したい人におすすめの業界になります。

コンサルティングは、主に企業を顧客としてその企業の業務・経営課題を解決していくことが仕事になります。企業や業界ごとに問題はさまざまです。それらをすぐに把握して的確にアドバイスをしていくことが求められる仕事です。

コンサルティング実務を通して得られるスキルは、各業界の専門知識のほか「問題解決力」「マネジメント力」「学習力」などビジネスパーソンとしての土台になるような汎用的なスキルです。

これらを持っておくことで、どこの業界に行っても早急に戦力化し、高い価値発揮をすることが可能になります。

金融業界

金融業界も成長意欲の高い人におすすめの業界です。

金融業界では投資などの金融に関わる専門性の高い知識を得ることができます。

また、投資銀行などは専門性故に他業界とは別格の給与水準を得られることもあります。

一方で、金融業界はかなりハードな働き方をする業界です。若いうちに自分を鍛えたい!という人にとっては絶好の環境ですが、プライベートの時間も大切にしたいと思う人にとっては最適ではないかもしれません。

あなたに適した業界はどこかチェックしてみよう!

以上6業界ご紹介しましたが、どんな働き方を求めるかによって適した業界は異なります。

自分に適した業界を知るためにも、まずは自分がどんな働き方をしたいのか、自分は何がやりたいのか、を言語化する必要があります。

まずは「自己分析」を通して自分を知るところから始めましょう。

タイトルとURLをコピーしました